物忘れ外来・てんかん・不眠

こんなことが増えていませんか?

物忘れが増えた

ぼんやりしたり両手足がビクつくことがある

寝つきが悪い

物忘れ外来ではこのような症状から認知症やてんかん、不眠では疾患との関係性などを適切に見ていきます。当院では日本脳神経外科学会専門医・日本脳卒中学会専門医が在籍しており精度の高い診察が行えますのでこのような症状で不安を感じたら当院へご相談ください。

進行が早い若年性認知症

若年性認知症は20・30代からでも発病することもありますが主に40代後半から60代前半までに発症した場合を指します。働き盛りの男性に発症しやすく人口比では10万人に対して50人ほどとなっています。

年齢的に認知症を疑いにくく、初期の判断が遅れやすいものですが2020年3月時の「若年性認知症実態調査結果」では発症時の6割は就業していてもその後7割は退職している実態も報告されているため認知症発症前の段階である軽度認知障害(MCI)の把握が大事になってきます。

MCIの段階で発見・対処すれば、16~58%は正常に回復し認知症は15~20年かけて徐々に進行するので、40歳前後の生活習慣病が影響するため(発症リスクが2倍になる)下記のような症状が2つ以上当てはまる方は受診をお勧めします。

拡大:MCIとは
拡大:認知症の一生

軽度認知障害(MCI)・認知症の診断

1)問診:現在の状態と脳血管障害などの既往歴の確認
2)認知機能検査:短時間( 5~15分)で機能低下を検査
  長谷川式認知症スケール(HDS-R): 30点中20点以下で認知症疑い
3)MCIスクリーニング検査:   少量の血液でMCIの将来リスクを4段階で測定
4)脳MRI検査:脳全体と海馬の萎縮度を測定(VSRAD)


けいれん(てんかん)発作

てんかんは神経細胞の過剰興奮で起こる発作で神経の病気の中で最も頻度が高く、100人に1人の割合で発症しています。分類として
「脳の一部が興奮する部分発作」では
・意識障害がない単純部分発作
・意識障害がある複雑部分発作

「脳の全体の興奮と意識障害がある全般発作」では
・欠伸発作
・ミオクロニー発作
・強直間代発作
・脱力発作などがあります

拡大:全般発作の分類
拡大:けいれん発作時に見られる症状

てんかんの検査・診断、治療

てんかん診療では詳細な病歴が重要です。発作の情報 (頻度、誘因、症状、外傷や意識消失の有無、持続時間など)を確認したうえで
・脳の異常な興奮を記録する「脳波検査」
・脳の傷や形成不全、障害の有無を調べる「MRI検査」を行い
・てんかん確定診断
・薬物療法
というのが基本的な流れです。医師に服用を止められない限りは服用を続けてください。

拡大:薬を飲み続ける理由

てんかんの治療経過

てんかんの治療は最初に処方した薬で必ずしも改善するとは限りません。異なる薬に切り替えたり難治てんかんの場合は薬の併用や外科手術などが選択肢として提案されることもあります。

1.てんかんの診断
2.最初の抗てんかん薬服用:50~60%発作消失
3.発作持続の場合2番目の抗てんかん薬服用:10~20%発作消失
4.発作持続の場合、難治てんかん(20~30%)として「2種類以上の薬の服用」や「外科手術(手術後の75%は発作消失)」が検討されます。
※抗てんかん薬は、日本神経学会が発作型に合わせて推奨しています。第一選択薬及び第二選択薬の中から選択されています。


不眠症

不眠症は慢性化した不眠が3か月以上続いている状態を指しますが比較的年齢が上がるにつれ割合が増え成人の20%は不眠症の症状が見られます。「寝つきの悪い入眠障害」「早くに目が覚める早朝覚醒」「夜中に何度も目が覚める中途覚醒」「ぐっすり眠った気がしない熟眠障害」この4つの症状が不眠の症状となります。

性別・年齢別の不眠症頻度

不眠症は日中の行動にも影響を与え以下の症状も出てきます。
・疲労感、強い眠気、気分がすぐれない
・反応が遅い、ミスが多い
・思い出せない(記憶力低下)
・落ち込みやイライラ、怒りっぽい
・仕事が手につかない、ルーチンができない
・思考が遅い、集中できない(能率低下)

また、高血圧や糖尿病など他の病気との相関関係も疑われるため早めに対処することが望まれます。

拡大:不眠症は万病のもと

不眠症の改善・治療

不眠症の治療は必ずしも薬物療法を行うわけではありません。まずは生活習慣を改めることによって解消される場合もあるので下記の項目を実践してみてください。

生活習慣を改めても改善が見られない場合は薬物療法を行います。睡眠薬には4種類ありますが注意が必要なケースがありますので必ず医師の指示に従ってください。

拡大:睡眠薬の種類

専門医による踏み込んだ物忘れ外来・てんかん・不眠

当院の物忘れ外来は月曜日の11:00~13:00、14:00 ~ 16:00にて専門医の島 克司 医師が担当いたします。
信州大学医学部卒業後、「医学博士・日本脳神経外科学会専門医・日本脳卒中学会専門医」を取得しており現在は防衛医科大学校名誉教授も務めています。当該ジャンルの診療・研究・教育に携わってきた経験をフルに生かし適切な診断と安心できる対応をしてまいりますので、頭痛にお悩みの際はご相談ください。

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