高尿酸血症(痛風)

概要
高尿酸血症は痛風、尿路結石、腎臓病のリスクだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクにもなりうることが言われるようになりました。血液検査で尿酸が高値の場合、患者さんの病歴やリスクに合わせて治療を検討する必要があります。高尿酸血症の病態としては、腎臓における尿酸排泄効率が低下した「尿酸排泄低下型」と腎臓に対する尿酸負荷が増大し、血清尿酸値の上昇をきたす「腎負荷型」があり、さらに腎負荷型には、尿酸産生が過剰になった「尿酸産生過剰型」と腸管からの尿酸排泄が低下した「腎外排泄低下型」があります。9割程度の患者さんは尿酸排泄低下の素因があることが知られています。つまり、血清尿酸値の上昇のほとんどで尿酸排泄低下が関与していることになります。

検査
・血液検査(尿酸値、腎機能など)
・尿検査(尿中尿酸値、血尿、蛋白尿など)
・超音波検査、CT検査(腎形態、尿路結石の評価など)

治療
<尿酸降下薬の開始基準>
1.血清尿酸値>7.0mg/dLで、痛風関節炎や痛風結節の既往がある場合。
2. 血清尿酸値≧8.0mg/dL、<9.0mg/dLで腎障害や尿路結石などの合併症がある場合。
3. 血清尿酸値≧9.0mg/dLの場合。
食事療法や運動療法が基本です。既往や合併症で治療が必要かを総合的に判断します。

<痛風発作をおこした時>
NSAIDs(ロキソニンやボルタレンなど)を使うことが多いですが、腎機能低下がある場合はステロイドを使うこともあります。痛風発作の炎症が治まってから、尿酸を下げる治療を開始します。

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